健康とは何か?

健康とは何か?

健康とはホメオスタシスの機能が亢進していない状態

健康の定義と言うと、中学校の保健体育で習ったWHOの下記の定義が思い出されます。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

しかし、この定義は概念的な感じがします。

身体の状態から見た場合、健康とはどう定義すればよいのでしょうか?

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ホメオスタシスという言葉があります。

日本語では生体恒常性といわれますが、簡単に言うと体内の環境を常に一定に保とうとする機能のことを言います。

例えば、人の体温は約37度ですが、冷たい水の中に入ってもこの温度は保たれます。さらに長い時間水に浸かっていれば、ガクブルして熱を生み出そうとします。

逆に夏の暑い日には汗をかいて熱を逃がそうとします。

どちらも37度を維持するためにホメオスタシスが機能した結果自然に起こります。

話題のインスリン抵抗性でさえこの機能によって出現します。インスリンが分泌され続けるのは体にとって異常事態であるため、細胞が抵抗することによって恒常性を維持しようとします。

ガン細胞 だってホメオスタシスによって出現すると考えられます。

ミトコンドリアが処理できないほどの過剰なブドウ糖を処理するために、細胞が高機能解糖系処理装置に変身することによって対応します。

この処理装置がガン細胞です。

フェリチンが低下することも、生命を優先させるために体がそうせざるを得ないからそうなっていると言えます。

つまり、インスリン抵抗性も低フェリチンもガンも、もっと言えば糖尿病 も無月経 も動脈硬化 も高血圧 も不眠も肥満も、全ての病気や疾患はホメオスタシスが機能した結果、出現したと言えます。

ここで考えておきたいのは、

「ホメオスタシスが機能すること」=「健康」

ではないということです。

ホメオスタシスの機能により出現したインスリン抵抗性も、長く続けば糖尿病に繋がります。

糖質処理のために高機能解糖系処理装置を身に着けたところで、それが全身を覆ってしまえば死に繋がります。

言い換えれば、私たちが病気になる、あるいは不健康になるというのは、生命を優先するために健康を犠牲にしてでもホメオスタシスの機能を亢進させることによって起きています

ホメオスタシスの機能が亢進してしまう原因は、自律神経や内分泌系、免疫系を乱すストレスやバランスの悪い食事、質の悪い睡眠などです。

では不健康・病気ではないとはどういう状態なのか?

健康とはどういう状態なのか?

一言で言ってしまえば、

ホメオスタシスの機能が最小限に抑えられていること

と言えるのではないでしょうか。

自律神経系、内分泌系、免疫系が互いにバランスを取りながら、ホメオスタシスの機能が亢進せずに最小限に抑えられている状態こそ、健康と言えるのではないかと考えます。

言葉で言うのは簡単ですけども…笑

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