子供の食事にイライラしちゃうのは子供の亜鉛不足が原因かも?

子供の食事にイライラしちゃうのは子供の亜鉛不足が原因かも?

子供たちが食事中に遊び食べをしたり、全然食べてくれなかったり、食事時間が長かったりして、イライラしてつい怒ったりするのは、多くの親が経験していることだと思います。

せっかく一生懸命ご飯を作っても、そうやってイライラだけの時間を過ごすようになると、こちらもだんだん作りたくなくなってきちゃいます。

 

しかし、子ども達には子ども達なりに食べたくない理由があるのも事実。

その一つが必須ミネラルである亜鉛の不足です。

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亜鉛不足の症状

亜鉛欠乏があると味覚障害を起こすことがよく知られています。

これには下の5つのパターンがあると言われています。

味覚減退・味覚消失 味の感じ方が鈍くなったり、味が全く分からなくなったりすること
異味症 本当は甘いのに苦く感じるなど、実際とは異なった味を感じること
自発性異味症 口の中には何もないのに苦みや渋みを感じること
解離性味覚障害 甘味だけが分からないこと
悪味症 何を食べても嫌な味になること

亜鉛欠乏と食欲不振のメカニズム

亜鉛が不足した状態が続くと、食欲を促進させる遺伝子が減り、逆に食欲を抑制する遺伝子が増えることが明らかになっています。

あるラットを使った実験では、亜鉛欠乏食飼育を始めて3日目で餌の摂食量が低下すると同時に、食欲調節の鍵を握っている視床下部での摂食促進ペプチド(ニューロペプチドY:NPY 等)とよばれる遺伝子の発現量が低下することが分かっています。

また逆に、プロオピオメラノコルチン(Proopiomelanocortin:POMC)と呼ばれる摂食抑制ペプチドの遺伝子発現量が上昇することも分かっています。

その後、亜鉛を経口摂取させると、急激に食欲が増すことも確認されています。

日本人女性の亜鉛不足

日本人女性の多くは鉄不足と共に亜鉛不足であると言われています。

その理由は、野菜に含まれるミネラルが昔に比べて減少してきていることや、貝類やレバーなど亜鉛を多く含む動物性タンパク質の摂取量減少などがあげられています。

また、WHOが推奨する亜鉛の摂取量は10mg/dayであるのに対し、日本の厚生省が推奨する女性の亜鉛摂取量が8mg/dayというのも亜鉛不足を助長していると考えている人もいるようです。

しかも、亜鉛には鉄のフェリチンのように体内で貯蔵するタンパク質が存在しないので、常に摂り続ける必要があるミネラルでもあります。

それだけに不足しやすいミネラルであると言えます。

子どもの亜鉛不足

女性が妊娠すると胎児の成長に多くの亜鉛が必要になります。同時に亜鉛不足に陥りやすくなります。妊娠時の亜鉛不足は胎児の亜鉛不足を引き起こす原因となり様々な疾患の原因とされています。

 

最近の日本では少食の子ども達が非常に多く、中には食べるという行為そのものに関心を示さない子ども達も多くなってきているような印象を受けます。

多くの場合、最も不足しているであろうタンパク質の多い食事から始めると、徐々にに関心を持ち始める傾向があるのですが、中にはアレルギーとは関係なく最初から肉や卵を嫌う場合もあるようです。

そういう場合、亜鉛不足が原因で食欲不振や味覚に異常を来たしている可能性が考えられます。

亜鉛不足がより顕著になると、成長遅延発達遅延などに影響を及ぼすことも分かっています。

子どもの亜鉛不足への対策

亜鉛を豊富に含む食材には牡蠣などの貝類やレバーなどの内臓肉が最も良い食材といえるのですが、食に興味を失った子ども達がこれらの食材を食べるのは難しいと考えられます。

 

そこでお勧めなのがナッツです。

アーモンドやかぼちゃの種、カシューナッツ、松の実、ピーナッツなどに亜鉛は多く含まれます。

またパルメザンチーズにも多く含まれます。

これらの食品を与えながら亜鉛を補充し、タンパク質脂肪類を与えながら、子どもの食欲不振からの脱却を図っていくことが一つの改善策ではないかと考えています。

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